1 全国47都道府県フルマラソンへの挑戦(第1回目)

 1996年4月7日に健康、体力向上を目的に市民マラソン大会に参加しました。2009年4月26日に静岡県掛川市で開催された「掛川新茶マラソン」に 参加して、市民マラソンへの参加回数は50回になりました。フルマラソン21回、ハーフマラソン14回という実績ではありましたが、フルマラソン参加回数が少ないこと 及び参加開催地が殆ど沖縄県、静岡県であることから、2009年10月に全国47都道府県で開催されているフルマラソンに参加することを目標にしました。 2010年2月現在、群馬県、奈良県、島根県及び長崎県ではフルマラソンが開催されていません。 しかし、フルマラソンに年間10回参加しても47都道府県のフルマラソンの全てに参加するのは5年弱の期間がかかりますので、気長に挑戦したいと考えています。 「東京マラソン2010」は2010年2月28日に東京都で開催されます。昨年申し込みを行い、抽選の結果当選したため、「東京マラソン2010」の参加は決定しています。 その事前にフルマラソンに参加する予定で、2010年1月〜2月上旬に全国で開催されるフルマラソンを確認したところ、2010年2月7日に和歌山県で開催される 紀州口熊野マラソンがありました。そのため、全国フルマラソン制覇第1回目は「紀州口熊野マラソン」を選択しました。和歌山県で開催されるフルマラソンは、「紀州口熊野マラソン」の他に 「奥熊野100kmマラソン」及び「紀の国美山マラソン」がありますが、「紀の国美山マラソン」は道路工事のため2008年3月16日の大会で休止されています。


※ 移動手段
浜松駅11:57発→新大阪駅14:09着(こだま645号)
新大阪駅15:05発→紀伊田辺駅17:08着(特急スーパーくろしお21号)
所要時間5時間11分距離467km
紀伊田辺駅15:41発→新大阪駅17:49着(特急くろしお26号)
新大阪駅18:00発→名古屋駅18:51着(のぞみ46号)
名古屋駅19:00発→浜松駅19:45着(こだま678号)
所要時間約4時間4分

2 紀州口熊野マラソンの概要

 紀州口熊野マラソンは、和歌山県上富田町上富田文化会館で開催され、フルマラソン及びハーフマラソンは日本陸上競技連盟公認コースで、世界遺産登録 の熊野古道沿いを一部含んでいます。フルマラソン、ハーフマラソンのほかに、5km、3km及び2kmの種目があります。今大会の参加者数4,091名、フルマラソンの参加者数は1,183名で こじんまりとした大会でした。フルマラソンは10時にスタートしました。右記は今大会のパンフレットです。

第15回紀州口熊野マラソン
3 コースの概要
 GARMIN社心拍計GPS「ForeAthlete 405」で計測しました。データをダウンロードし、コースをフリーソフト「Sport Tracks」で表示しました。 総距離は42.6kmでトンネルが多いため400m程度誤差を生じていました。
(1) コース
 熊野詣の富田川及び口熊野を走るコースで、距離は1km毎に表示されていました。
コース
「ForeAthlete 405」に記録されたデータをGPX形式で保存し、データをブログ・パーツ「ルート・ラボ」で表示しました。 「再生」ボタンをクリックすると走行経路が表示されます。
(2) 標高差
   高低差98mと紹介されていましたが、「ForeAthlete405」では、最高標高182m、最低標高24mでした。
マラソン標高差
4 大会の様子
2010年2月6日()大会前日
紀州口熊野NO.1 紀州口熊野NO.2 紀州口熊野NO.3 紀州口熊野NO.4
JR岐阜羽島駅の様子です。冬型の気圧配置により雪が降り新幹線の運行に影響しました。 JR新大阪駅です。「スーパーくろしお」で紀伊田辺に向かいました。 JR紀伊田辺駅に到着したのは午後5時を過ぎていました。 JR紀伊田辺駅に梅の木がありました。満開まではもう少しかかりそうです。
2010年2月7日()大会当日
紀州口熊野NO.5 紀州口熊野NO.6 紀州口熊野NO.7 紀州口熊野NO.8
日が明けて午前7時05分の紀伊田辺駅の様子です。非常に良い天気でした。紀伊田辺駅〜大会会場である上富田町上富田文化会館まで無料バスが運行されていました。所要時間は約25分でした。 上富田町上富田文化会館前のゴール地点です。 午前8時50分頃に受付を済ませました。参加者が少ないため受付は駐車場でした。 売店が催されており、これは他の市民マラソンと同じです。
紀州口熊野NO.9 紀州口熊野NO.10 紀州口熊野NO.11 紀州口熊野NO.12
上富田役場の前が2、3kmスタート地点です。フルマラソンのスタート地点はここからやや離れていました。 午前9時05分に開会式が行なわれました。 フルマラソンがスタートして、4時間12分が経過しました。全般にランナーは少なく混雑することはほとんどありませんでした。 上富田文化会館です。更衣室が準備されていましたが、非常に狭隘で廊下を利用しました。
紀州口熊野NO.13 紀州口熊野NO.14 紀州口熊野NO.15 紀州口熊野NO.16
完走証が発行されましたが、空いていました。 午後2時40分頃に表彰式が行なわれていました。優勝者の記録は、2時間28分28秒で陸連登録者よりも好記録でした。 上富田文化会館から紀伊田辺駅までバスを利用して帰路につきました。 紀伊田辺駅で午後3時41分発の特急「くろしお26号」で新大阪に向かいました。JR浜松駅に到着したのは、午後7時45分でした。
5 記録証・参加賞
完走証 完走メダル T−シャツ裏 梅ハニップ
紀州口熊野マラソンは、完走証が当日発行されるほかに、大会数日後から、RUNNET(http://runnet.jp/)にて写真入り完走証をダウンロードが できます。また、完走証にフィニッシュシーン、大会風景などの写真を載せることができます。 後日ダウンロードした写真入完走証です。1枚だけではなく、PDF形式で保存できますのでいつになっても綺麗な完走証を作成することができます。 参加賞はロゴ入りT−シャツでした。 他に参加賞として、紀州ならでの梅ハニップも頂きました。
6 ペース・心拍数
(1) ペース
   今年になり、はじめての市民マラソンです。紀州口熊野マラソンのコースは、前半が緩やかな上り、後半は緩やかな下りのコース(フルマラソン高低差98m)として紹介されていましたが、 4分20秒/km程度を維持しランニングする予定でスタートしました。体調が良いためか、最初の1kmが4分02秒で通過しました。ハイペースであったため、ややペースを落としました。15km過ぎてからペースが 落ち始めていることに気がつきましたが、ペースを上げるスタミナはありませんでした。30km過ぎると両足が痙攣し始めましたので大幅にペースダウンしました。緩い坂道にも拘らず、前半におけるオーバーペースによる もので後半のスタミナ不足を思い知らされたマラソンでした。
第15回紀州口熊野マラソン
地点時間区間時間ペース(km/min)
5km0時間20分56秒20分56秒4分11秒
10km0時間43分01秒22分05秒4分25秒
15km1時間06分02秒23分01秒4分36秒
20km1時間29分43秒23分41秒4分44秒
25km1時間54分18秒24分35秒4分55秒
30km2時間21分48秒27分30秒5分30秒
35km2時間52分47秒30分59秒6分12秒
40km3時間28分53秒36分06秒7分13秒
42.195km3時間43分11秒14分18秒6分31秒
平均ペース(km/min)5分17秒
(2) 心拍数
   このフルマラソンにおける平均心拍数161、最大心拍数186でした。両足が痙攣したため、ペースダウンを余儀なくされました。
心拍数
8 最後に

 2010年フルマラソンの遠征を開始しました。和歌山県は近隣県ですが、静岡県から和歌山県までの移動だけで5時間以上かかり遠い県であることを認識しました。 フルマラソン大会遠征第1回目である「紀州口熊野マラソン」は、オーバーペース及び両足痙攣により記録は芳しくありませんでした。コンディションは良かったのに残念に感じています。 自然と緑そして世界遺産登録の熊野古道を満喫する余裕はほとんどありませんでした。いずれか機会があれば熊野古道を散策したいと思っています。2週間後に予定されている「東京マラソン2010」では 満足する記録を出したいと考えています。