1 全国47都道府県フルマラソンへの挑戦

 2010年5月16日()に新潟県柏崎市で開催された「第10回柏崎潮風マラソン」で春季大会は終了しました。 全国47都道府県フルマラソンへの挑戦で、今年7回目の大会にセレクトしたのが、2010年8月29日()に開催された「2010北海道マラソン」でした。 しかし、気象庁は今春にエルニーニョ現象が終結し、ラニーニャ現象に移行したと報じ、そのラニーニャ現象の特徴である「猛暑」の影響により、北国北海道でも気温は高くフルマラソンを行なう環境 には適していませんでした。初めて高温高湿度の中で参加するフルマラソンでした。当日最高気温30℃を記録しました。また、翌30日には最高気温34.1℃を記録し、北国北海道でも異常に 暑い夏になりました。

※ 現在までの参加記録
参加回数開催日大会名開催地記録(GRS TIME)平均ペース
12010/02/07第15回紀州口熊野マラソン和歌山県03:43:1105分17秒/km
22010/02/28東京マラソン2010東京都03:08:0204分27秒/km
32010/03/28第29回佐倉朝日健康マラソン千葉県03:16:0404分39秒/km
42010/04/10第5回戸田彩湖フルマラソン埼玉県03:17:2604分41秒/km
52010/04/18第5回掛川新茶フルマラソン静岡県03:27:1004分55秒/km
62010/05/16第10回柏崎潮風マラソン新潟県03:33:1605分03秒/km


※ 移動手段
 実家が北海道札幌市ですので、実家を基点に北海道マラソンに参加することにしました。北海道のため移動は飛行機を利用しました。 乗り換る時間があったため、総移動時間は7時間程度を要しました。
自宅06:20発→浜松西インターチェンジ06:40着(自家用車)
浜松西インターチェンジ07:00発→中部国際空港08:30着(遠鉄バス)
中部国際空港10:15発→千歳空港11:55着(ANA705)
千歳空港:12:30発→札幌地下鉄環状線東駅13:30着(空港バス)
所要時間7時間10分移動距離1146km
札幌地下鉄環状線東駅09:30→千歳空港10:20
千歳空港12:00発→中部国際空港13:30着(ANA706)
中部国際空港14:15発→浜松西インターチェンジ15:45着(遠鉄バス)
浜松西インターチェンジ15:55発→自宅16:10着(自家用車)
所要時間6時間40分

2 北海道マラソンの概要

 「北海道マラソン」は、1987年(昭和62年)から8月下旬に北海道札幌市で開催されているフルマラソン大会で、 「世界陸上競技選手権大会代表選手選考競技会」も兼ねています。オリンピック、世界選手権に合わせるために、夏季に 開催されていると言われており、一流ランナー及び市民ランナーが同時に参加する大会です。そのためか参加資格は厳しく、 2008年1月1日以降にフルマラソン5時間以内、またはハーフマラソン2時間20分以内の完走記録を持つランナーに限定 されています。日本国内で夏季に開催されるフルマラソン大会は「北海道マラソン」以外はありません。 また、第23回大会(2009年)より、コースを大幅に変更され、制限時間が4時間から5時間になり、定員8000名まで 拡大されました。右は大会案内です。

2010北海道マラソン
3 コースの概要
 札幌市中島公園の東側をスタートし、札幌市内、北海道大学、北海道庁舎を走り、大通西8のゴールとする42.195kmで、フラットなコース設定です。 このマラソンも、GARMIN社心拍計GPS「Forerunner 310XT」で計測しました。データをダウンロードし、 コースをフリーソフト「Sport Tracks」で表示しました。途中に創成トンネルがあったため、GPSを捕捉できず、 誤差が生じていました。総距離は42.8kmで600m程度誤差を生じていました。
(1) コース
 中島公園(スタート)、幌平橋−中の島通−平岸通−南7条大橋−創成トンネル−創成川通−宮の森・北24条通−新川通−琴似・栄町通−新琴似2条通−新川通を国道337号手前で折り返し、 北大キャンパス、道庁赤れんが庁舎、大通西8(ゴール)が主要な通過地点です。
コース
「Forerunner 310XT」に記録されたデータをGPX形式で保存し、データをブログ・パーツ「ルート・ラボ」で表示しました。 「再生」ボタンをクリックすると走行経路が表示されます。
(2) 標高差
   「Forerunner 310XT」では、最高標高69m、最低標高7mでした。フラットなコースでした。
マラソン標高差
4 大会の様子
北海道NO.1 北海道NO.2 北海道NO.3
余裕を持って行動し、午前10時半頃、札幌市地下鉄中島公園駅に到着しました。 中島公園は綺麗に整備され、園内に池があります。 北海道マラソンのスタートエリアブロックが表示されていました。
北海道NO.4 北海道NO.5 北海道NO.6
マラソン大会には、スポーツ用品販売は付き物です。 午前11時頃のスタート地点の様子です。スタート時刻は午後0時10分ですが、道路はまだ閉鎖されていませんでした。 マラソンの事前受付を前日に「札幌パーク・ホテル」で済ませました。
北海道NO.7 北海道NO.8 北海道NO.9
午後6時頃の大通公園内の様子です。ゴールしたのは、午後5時06分頃でしたが、この写真を撮影する約1時間は両足が痙攣し、アイシングをするものの体を動かすことはできませんでした。 大会が終了し、日没になり徐々に辺りが暗くなってきました。 ゴールして1時30分後、歩くことが可能になり帰途につきました。初めて経験するダメージでした。
5 記録証・参加賞
完走証 完走メダル Tシャツ 参加賞
完走証は後日送付されました。サイズはA4版でした。記録は過去最低記録の4時間56分50秒(グロスタイム)でした。 通常の市民マラソン大会では、完走証及び参加賞(Tシャツ)が一般的ですが、完走メダルがありました。 T−シャツはASICS社製でした。東京マラソンと同様にマラソン専用モデルを作成したものでした。 他に参加賞として、ボールペン、生キャラメルのポテトでした。
6 ペース・心拍数
(1) ペース
 午後12時10分にスタートし、その後、気温は上昇し最高気温30℃を記録しました。暑さで体力を消耗し、 給水を行なってもペースは落ちる一方で、約38km地点で発汗による両足痙攣で足が動かなくなりました。初めて経験した酷い記録でした。
地点時間区間時間ペース(km/min)
5km0時間26分21秒26分02秒05分16秒
10km0時間51分03秒24分42秒04分56秒
15km1時間18分45秒27分42秒05分32秒
20km1時間49分01秒30分16秒06分03秒
25km2時間27分09秒38分08秒07分38秒
30km3時間05分17秒38分08秒07分38秒
35km3時間49分24秒44分07秒08分49秒
40km4時間40分03秒50分39秒10分08秒
42.195km4時間56分50秒16分47秒07分39秒
平均ペース(km/min)07分02秒
(2) 心拍数
   このフルマラソンにおける平均心拍数は150、最大心拍数173でした。今までの大会と比較すると最大、平均心拍数ともに低いですが、 余裕は全くありませんでした。
心拍数
8 最後に

 「全国47都道府県フルマラソン」7回目の大会が終了しました。正直、このレポートを作成する意欲がなく作成する気になるまで時間がかかり、 気がついたら「2010北海道マラソン」が終了し、2ヶ月以上が経過していました。それだけ猛暑の中での厳しいフルマラソンであり、 2度と経験したくないという気持ちが強かったのは事実です。余りにも不出来な成績に不満が残るため、北海道マラソンには来年もエントリーする予定です。 来年こそは十分な暑さ対策を行なって、満足な記録を残したいと考えています。