第25回田沢湖マラソン

１　全国４７都道府県フルマラソンへの挑戦

　２０１０年９月１９日（日）、秋田県仙北市で「第２５回田沢湖マラソン」が開催されました。連休の中日であること及び誕生日という節目であることから、全国４７都道府県フルマラソンへの挑戦で８回目の大会に選びました。８月２９日に開催された「２０１０北海道マラソン」から僅か３週間しか経過していませんでしたが、東北の秋は早く到来するという予測の元に練習を続けました。北海道マラソンは猛暑の中でのフルマラソンであり、非常に厳しかったことが記憶に鮮明に残りましたが、自己最高記録は意識せずに、大会に望みました。

※　現在までの参加記録

参加回数開催日大会名開催地記録（GRS TIME）平均ペース備考

1 2010/02/07 第１５回紀州口熊野マラソン和歌山県 03:43:11 05分17秒/km 　

2 2010/02/28 東京マラソン２０１０東京都 03:08:02 04分27秒/km PB:Personal Best

3 2010/03/28 第２９回佐倉朝日健康マラソン千葉県 03:16:04 04分39秒/km 　

4 2010/04/10 第５回戸田彩湖フルマラソン埼玉県 03:17:26 04分41秒/km 　

5 2010/04/18 第５回掛川新茶フルマラソン静岡県 03:27:10 04分55秒/km 　

6 2010/05/16 第１０回柏崎潮風マラソン新潟県 03:33:16 05分03秒/km 　

7 2010/08/29 ２０１０北海道マラソン北海道 04:56:50 07分02秒/km 　

※　移動手段
東京経由で新幹線を利用しました。総移動時間は５時間程度を要しました。秋田新幹線は全席指定席であり、往路は予定していた新幹線は満席でしたので、次の便に乗りました。

浜松駅１０：２０発→東京駅１２：１７着（こだま６４０号）東京駅１２：５６発→田沢湖１６：００着（こまち１９号）	所要時間５時間４０分	移動距離833km
田沢湖駅１５：０５発→東京駅１８：０８着（こまち２０号）東京駅発１８：２６発→浜松駅２０：２４着（こだま６７９号）	所要時間５時間１９分	移動距離833km

２　田沢湖マラソンの概要

　「田沢湖マラソン」は、東北地方では人気が高いマラソンで、今回で２５回という歴史の古い大会です。フルマラソン以外に、２０ｋｍ、１０ｋｍ、３ｋｍがあり、参加者は５０００名程度です。全種目午前１０時にスタートしました。天候は早朝は雨が降っていたものの曇りベースで推移し、スタート時気温は１８℃、最高気温２１．２℃でフルマラソンとしては良いコンディションでした。東北の秋は既に到来していました。当日の静岡県浜松市の最高気温は、３０．７℃でした。右は大会案内です。

３　コースの概要

　このマラソンも、ＧＡＲＭＩＮ社心拍計ＧＰＳ「Ｆｏｒｅｒｕｎｎｅｒ　３１０ＸＴ」で計測しました。データをダウンロードし、コースをフリーソフト「Ｓｐｏｒｔ　Ｔｒａｃｋｓ」で表示しました。総距離は４２．６ｋｍで４００ｍ程度誤差を生じていました。

(1)　コース

　前半は田沢湖町内を回り湖に続く道路上で中間地点を通過し坂を上り田沢湖畔に出ます。後半は田沢湖を１周しますが、約３５ｋｍに一気に約７０ｍ上り下るという、全般的に起伏が激しいコースでした。

「Ｆｏｒｅｒｕｎｎｅｒ　３１０ＸＴ」に記録されたデータをＧＰＸ形式で保存し、データをブログ・パーツ「ルート・ラボ」で表示しました。「再生」ボタンをクリックすると走行経路が表示されます。

(2)　標高差

　　「Ｆｏｒｅｒｕｎｎｅｒ　３１０ＸＴ」では、最高標高３２４ｍ、最低標高２３０ｍでした。思っていたより起伏が激しいコースでした。

４　大会の様子

２０１０年９月１８日（土）大会前日

「はやて・こまち」の八戸・秋田新幹線だけが、全車指定席でした。	連結しているのを確認して、全車指定席であることを納得しました。秋田新幹線は通常の新幹線と比較するとやや小型でした。	在来線と同じ路線で、新幹線が運行されていることに驚きました。午後４時に田沢湖駅に到着しました。	田沢湖駅の外観ですが、小さな駅です。

田沢湖駅周辺の案内図です。	田沢湖駅から事前受付が行なわれる田沢湖畔までは、バスを利用しました。受付を行なうランナーは少なめでした。	ゴール地点の準備はできていました。	マラソン大会には、必ずスポーツ用品の販売が行なわれています。
２０１０年９月１９日（日）大会当日

宿泊は秋田県仙北市角館町でした。午前６時頃の様子ですが、天候はあいにく雨でした。	会場には午前８時５０分頃に到着しましたが、渋滞のため田沢湖駅からバスで５０分程度かかりました。	田沢湖畔の様子です。気温は低くランニングには適した環境でした。	表彰式のための準備は整っていました。

無料でおにぎりと味噌汁が配布されていました。	スタートして、４時間０７分が経過しましたが、ゴールするランナーは疎らでした。	ゴールの近くで完走証が交付され、参加賞のタオル及び湿布薬が配布されていました。	帰りの新幹線の時間を気にしながら、会場を後にし田沢湖駅に向かいました。

５　記録証・参加賞


完走証は後日送付されました。サイズはＡ４版で即日交付でした。	Ｔ－シャツはＭＩＺＵＮＯ社製でした。最近行なわれる市民マラソン大会のＴシャツは有名メーカーのものが殆どです。	他に参加賞として、タオルがありました。

６　ペース・心拍数

(1)　ペース

　前回参加した北海道マラソンと比較すると、１時間以上早くゴールできましたが、２０ｋｍ以降の平均ペースを考えると本調子ではありません。

地点	時間	区間時間	ペース（ｋｍ／ｍｉｎ）
５ｋｍ	０時間２２分４６秒	２２分４６秒	０４分３３秒
１０ｋｍ	０時間４５分５５秒	２３分０９秒	０４分３８秒
１５ｋｍ	１時間１０分１４秒	２４分１９秒	０４分５２秒
２０ｋｍ	１時間３４分５２秒	２４分３８秒	０４分５６秒
２５ｋｍ	２時間００分５２秒	２６分００秒	０５分１２秒
３０ｋｍ	２時間２８分２８秒	２７分３８秒	０５分３１秒
３５ｋｍ	２時間５７分２４秒	２８分５６秒	０５分４７秒
４０ｋｍ	３時間２９分０６秒	３１分４２秒	０６分２０秒
４２．１９５ｋｍ	３時間４４分０３秒	１４分５７秒	０６分４９秒
平均ペース（ｋｍ／ｍｉｎ）			０５分１９秒

(2)　心拍数

　　このフルマラソンにおける平均心拍数は１６６、最大心拍数２０８でした。スタート直後に記録したものであり、最大心拍数は２０８まで上がっていないものと思われます。「Ｆｏｒｅｒｕｎｎｅｒ　３１０ＸＴ」は、心拍ベースのカロリー計算機能はやや正確性に欠けます。

７　最後に

　「全国４７都道府県フルマラソン」８回目の大会が終了しました。秋の東北ではありましたが、気温が気になっていました。最高気温は２１度程度であったこと及び天候が曇りであったことから、フルマラソンを行なう環境としては問題はありませんでした。前回の「２０１０北海道マラソン」の記録と比較すると、１時間以上短縮したものの、自己ベスト記録と比較すると３０分以上は遅いことを考慮すると、コンディションは良いとは言えません。次の大会は来月１０日に福岡県久留米市で予定されている「筑後川マラソン」です。